あなたは今もしくは今後「やりたいこと」はありますか?
私は「何かやりたいけど、何をすれば良いかわからない」という人間でした。
このモヤモヤした状況を体系的に、かなり細かく言語化してくれる本を読みましたので紹介させていただきます。
今回は八木仁平さんの著書、世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方です。
私はこんな人が読んでほしい、と考えます。
- 何かやりたい。でもやりたいことが見つからないと感じる人。
- 何か初めても、うまくいかずに続かなかった経験がある人。
- 続けてはいるけど、本当にこれが自分に合っているのか不安に感じる人。
もっというと
- 今の仕事が本当に自分に合っているか不安に感じる人
- 副業や趣味を新しく取り組みたいが、何をすれば良いかわからない人
- 就職活動のために、自己分析をしている学生
読んだからいきなり全てがうまくいくわけではありません。
でも、何か悩んでいる方の行動の後押しになればと思い記事にさせていただきました。
簡単に取り組めるワークも本の中に出てくるので、読んでやってみる価値大の一冊です。
「世界一やさしい『やりたいこと』の見つけ方」ってどんな本?
まずは概要をどうぞ
- 著者 : 八木仁平
- 出版社 : KADOKAWA
- カテゴリ: 実用書・ハウツー本・ビジネス本
- ページ数: 224ページ
224ページありますが、基本的には自分と向き合いながら、もしくは考えながら読んでいくので長くは感じませんでした。
この本を表現するなら
タイトルの通り本当に基礎から方法を教えてくれる。やりたいことがすぐ見つからなくとも「潜在的な価値観」に気づくことができる一冊。
全体的な構成として
- 構成は「やりたいことメソッド(方法)」を序章で学び
- 「大事なこと(価値観)」「得意なこと(才能)」「好きなこと(情熱)」→「やりたいこと」を発見
- 見つかった「やりたいこと」を実現するための意識や行動に移すための意識・行動を学ぶ
「はい!考えてください。どーぞ!」ではなく「このように考えてください」という方法を書いてくださっているので誰でもできる内容になっていました。
この本は著者の八木仁平さんが、これまでプライベートから仕事にするまでにいたった「自己理解」のノウハウを書いてくださったお得な一冊です。
何がお得かというと、
本来は何年もかかるはずの自己理解(やりたいことを見つけること)が、試行錯誤された先人がいるおかげですぐにできるというもの。
八木さんは自己理解が特にお好きだからこそできたと思います。
ただ好きと感じない人にとっては「あ〜でもない、こうでもない」と頭を悩ませながら自分と向き合うのは結構な労力です。
それを一冊読むだけでわかりやすく、注意点も見ながら取り組めます。
いろんなジャンルのハウツー本がありますが、トップクラスに親切な一冊だと感じました。
読もうと思ったきっかけ
副業を何か始めたいな、と思ったのがいちばんのきっかけでした。
どうせ始めるなら失敗したくないと思うのは当然のことだと思います。
失敗から学ぶことは多いですが、誰しも好き好んで失敗はしたくないはず。
以前、今とは違うブログを初めてやってみた時、やりたいことだったはずなのに続きませんでした。
タイピングで文字を打つことは好きなのに、ブログは続かない。
この理由を考えて悩んだ時に、中田敦彦さんのYouTube大学の動画でこの「世界一やさしいやりたいことの見つけ方」を解説している動画に出会いました。
翌日、速攻書店に買いに行き原因と本当にやりたいことを見つけようと行動に移したのがきっかけです。
特に印象的だった文章
ネタバレを抑えつつ、ここでは2点印象的だった箇所を共有します。
やりたいことを見つけた時には「運命的な感覚がある」という間違い(20ページ引用)
以前ブログが続かなかった自分にとっては納得の一文でした。
書いていて「これがやりたいことだ!」というキラキラした感情はありませんでした。
そうすると当然「これでいいいのかな?」という疑問が出てきます。
疑問が出るとモチベーションは上がらず、どこか「頑張って書いている自分」がいました。
同時に納得したのが下記の文章
やはり継続していくこと、その過程で試行錯誤して徐々にやりたいことになるということを再認識しました。
まさか自分が「運命的な感覚」を望んでいるとは思いませんでしたが、継続の大切さを知りました。
今後も試行錯誤しながら発信していこうと思います。
「〜べき」は親・社会から押し付けられた偽の価値観(93ページ引用)
これが引用したかった全文です。
何かを始めるときに、最初は自分の興味で動いていることが多いと思います。
ただ、やっていくうちに「こうしなきゃ」「〇〇したほうがいいのでは?」というどこか義務感のような、強制的な感情が出てきました。
これは自分の価値観ではなく「親や友人など周りがそう考えているから自分もそうしようかな」という他人軸の価値観、いわば自分にとっては偽物の価値観ということになります。
私の場合は「今日もブログ書かなきゃ」「発信しなきゃ」「毎日更新すべきだ」という考えです。
もちろんブログで成功されている方からすれば当然ですし、もっというとこんな意識をせずに夢中で書いている人からすると訳のわからない感情だと思います。
そうならないためにもまずは書くことを楽しむために「〇〇すべき」という考えに惑わされず、書くことそのものを楽しもうと思います。
この先無理なく続けられればやりたいことなのかも知れない。
その上でもし自分が「ブログを仕事にしたい」とか「みんなに読んで反応されること」を望むのであれば、実現できる方法を模索していこうという考えになりました。
まずは試行錯誤しながら継続し、その先で自分に合っている方法を見つけたいと思えました。
読んでみて自分の中で変わったこと
印象的だったことと同じ内容もありますが
- 「〜すべき」という思考をやめ、できることを続けようと思えた
- 得意を見つけれ伸ばしていこうと思えた
- 「周りや社会が認めてくれること=正」を捨て、自分と向き合おうと思えた
この3つは自分の中で変わったことでした。
生活がかかっている本業であればもっともっと慎重に時間をかけて悩むべきだと思います。
ただ、今回の私の場合は「副業をするなら何をしようかな」と、本業という保険がある上での行動なのでもっと自分に素直になって良いと感じました。
以前の自分だったら「人のためになる発信をしないと…!」という義務感に駆られていたと思います。
今は極端な話、「副業で失敗しても誰も損しない。であれば好き勝手やってやる」という考えです。
この「好き勝手」をどのように見つけるか、を具体的に学べたので今後も何度も読み返して、その都度模索していこうと思えました。
まとめ
- 今の仕事が本当に自分に合っているか不安に感じる人
- 副業や趣味を新しく取り組みたいが、何をすれば良いかわからない人
- 就職活動のために、自己分析をしている学生
改めてこういった方々にお勧めしたいと思います。
自己分析や自己理解って、1度やったら完璧!というものではないと思います。
価値観はもちろん、環境だってどんどん変わります。
その時その時に一度立ち止まって「今自分の一番やりたいことはなんだろう」と考えてみるのもありだと思います。
「自分のやり方・考え方が最強だ!!」
という考えの方でなければ、時々自分と向き合い指針を見つけるためにも持っておくべき1冊だと自信を持って言えます。
感じ方は人それぞれですが、少しでもモヤモヤを解消したい方であれば強くお勧めします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次の本でお会いしましょう。
コメントお待ちしています!