【読書レビュー】結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる/藤由達藏さん

「ん〜これは後でやろう」「今は面倒臭いから後でいいか」

こんな経験はないでしょうか?

今回は嫌なことや面倒なことをすぐに後回しにしてしまう自分への戒めで本書を購入しました。

正直「すぐやることは何事においても大事だろう」とあなたも感じているはず。

しかし「すぐやろうと思ってもなかなか行動に移せない」という自分が嫌になって、自己嫌悪の結果さらにズルズル…

そこで今回読んでお勧めしたいと思ったのが藤由達藏さんの著書「結局、『すぐやる人』が全てを手に入れる」という本です。

正直最初はこのタイトルをみて一瞬「やっぱりそうだよな…自分は後回しにしてしまうから何も手に入れられない・成し遂げられないんだろうな」と卑屈になってしまいました…。

しかしこの本の中では

  • あと回しにしてしまう理由
  • すぐやる人がどのような考えを持っているのか
  • 考えを変えて、すぐ行動できる人間になる方法

このようなことが書かれています。

■ 私はこんな人が読んでほしい、と考えます

  • やるべきことに手がつけれらない
  • 後回しする癖を治したい
  • 少しでも行動できる人間になるためのきっかけや気づきが欲しい

読んだからいきなり全てがうまくいくわけではありません。

しかし、何か悩んでいる方の行動の後押しになればと思い記事にさせていただきました。

目次

「結局、『すぐやる人』がすべてを手に入れる」ってどんな本?

本のイメージ

まずは概要をどうぞ

  • 著者  :藤由達藏
  • 出版社 :青春出版社
  • カテゴリ:実用書・ハウツー本・ビジネス本
  • ページ数:203ページ

203ページありますが、1章の中でも要点が分けられており、だいたい2〜3ページで1つの内容が読めます。短編小説を読んでいるようなペースで読み進められるので、かなりサクサク読める分類だと感じました。

この本を表現するなら

「いきなり行動できるわけない」という凝り固まった考えから「これだったらやってみていいかも」に変えてくれる小さな発見を与えてくれる一冊

全体的な構成として

  • すぐに行動できない人の10の習慣
  • 10秒で行動する人の思考法
  • 行動する人になる10秒マインドチェンジ(自分を変える)
  • 結果に繋がる!周りを巻き込む10秒チャレンジ(周りを変える)
  • 10秒でゴールに近づく思考と行動のコツ(人生を変える)

これら5つの章で構成されています。

それぞれの章の中でもかなり細かく単元が分かれているので「自分に合うかも」「ちょっと興味あるかも」という部分を読んでいくだけでも良さそうです。

ただ、成功者のノウハウを学ぶだけでなく「なぜ自分は行動できないのか」を知っておくことが大事だと思うので①は必読だと考えます。

読もうと思ったきっかけ

Question

この記事の冒頭で書いた通り、私はプライベートだろうが仕事だろうが、何事においても重要とわかっていてもあと回しにしてしまう癖があり、自分のこういった性格が嫌だったので何かを変えたいと思ったのがきっかけです。

すぐにやれる人になりたいと思った矢先、目についたので2、3冊書店で買う際の1つとして購入しました。

今回は特に誰かを参考にしたとかではありません。

特に印象的だった文章

Good

ネタバレを抑えつつ、ここでは2点印象的だった箇所を共有します。

行動力というのは「雪だるまづくり」に似ています(58ページ引用)

要するに「いきなり大きな雪玉を作ろうとするから大変。まずは両手に収まるくらいの小さい雪玉をつくりさえすればあとは転がしていくだけで何倍も大きな雪玉(成果)に繋がる」というものです。

何か行動に移すときに「絶対に成功させなきゃ」「いいものにしよう」という先のゴールだけ見ていました。

ゴールを見据えることは大切だと思いますが、壁が高いとよじ登るのが大変で結局億劫になります。

ゴールに繋がる行動の中でも、まず何ができるかという「最小単位の行動」を見つけ、そこから始めようと思います。

例えば

資料を作らないといけない→調べ物が必要→ネットを開く→そのためにまずはパソコンの電源をつける

ここでいう手のひらサイズの雪玉はパソコンの電源をつけることで良いということです。

そんなことからで良いのか! と思わせてくれた内容でした

ちなみにブログを書きたいな、と思って今回私が手のひらサイズの雪玉に選んだのは「カフェに行くために着替える」でした。どのような文章を書こうか、なんていうのは後でいくらも考えられるので、まずは誰でもできることをやってみました。

モチベーションの本質を知るだけで、やる気はコントロールできる(132ページ引用)

「結局はやる気=根性論かよ」という話ではありません。

「モチベーション」と「やる気」を分けて考えるべきという文章です。

この次の章にも書かれているのですが、日本ではモチベーションというのを「外から与えられるもの」と勘違いしがちなようです。

例えば

  • 〇〇さんにあんなことを言われたらモチベーション下がるわ
  • 給料がこんなに低いとモチベーション下がるわ
  • 以前せっかくやったのに、あんな言われ方されたから今回もモチベーション下がるわ など

これはモチベーションが下がっているのではなく、シンプルに「やる気が下がっている状態」となります。

「やる気が下がっている」というのは真面目さを重んじる日本においてはダメなことだと捉えられるでしょう。

しかし、モチベーションが下がったという曖昧な気分の下がり方として受け入れるのではなく、素直に「やる気がなくなってしまった。ならばここからどうしようか」と考える方が何倍も建設的です。

他人に左右されるのではなく、現状を認めて1つ目の引用で出した、小さな雪玉を作り始めると次の行動につながりそうです。

読んでみて自分の中で変わったこと

change mind

印象的だったことと同じ内容もありますが

  • 「小さな雪玉=今できることの最小範囲」を見つけてそれだけならできるのはないかと思えた
  • モチベーションというよくわからないものではなく、やる気がなくなったらそれを認める。そこから行動していくことが大事と思えた

この2つが自分の中で変わったことでした。

何かを後回しにしてきた時点で真面目さに欠けますが、それでもやはり「高い壁を越えなければ」「大きな雪玉を作らなければ」という考えが強かったです。

しかし本書を通して

「やる気がないのは不甲斐ないが事実だ。であれば自分は今何なら手がつけられるか」ということを考えようと思えました。

かなり小さい一歩ですが、とても大きな成長だと考えます。

これからもいきなり「カフェに行ってブログ書くぞ!」ではなく「まずは出かけられるように着替えようかな」から始めていきます。

まとめ

まとめ
  • 取り組んでいることへのやる気が見出せない
  • 後回しの癖を治したい
  • モチベーションがあがらない、という自分が嫌だ

改めてこういったあなたにおすすめしたいと思います。

1回読んでやる気100倍!どんなことでもすぐに取り掛かれるぞ!という魔法の本ではなかったですが、小さな気づきを貰いたいな、と少しでも思えるなら手に取ってみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

次の本でお会いしましょう。

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プロフィール

ぶるぼん。と申します

発信が苦手だった私が、「日常で感じたこと」「おすすめ」「注意点」を発信します
「安物買いの銭失い野郎」が体験をもとに記事を書きますので、反面教師として読んでください

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